2010年7月4日日曜日

それは混沌とした物語

昨日のチャットで完成したリレー小説。
タイトル不明。
内容・・・・カオス!




その夜、残されたたった一つの財産、BFデッキを携えた一人の浮浪者がついにプロデュエリスト狩りを始めようとしていた……!

浮浪者――山本山太――は夜の町で、小さく呟く。「にょほほ。ボクチンこそが最強デュエリストだよん!」
BFデッキを手に、山本山太は不気味な笑みを浮かべた。
「俺は・・・飢えている! 勝利に!」
しかし、そう叫んだ直後。山本は背後から突っ込んで来たミニパトに跳ねられた。「くぉらぁぁぁ! そんなトコに突っ立ってるんじゃねぇ!」
「そんな事よりスカウターに反応が! 決闘力5400のデュエリストがあの窓の奥に!」
ミニパトから降り立った婦警さんは「裁きの龍」のカードを見せながら山本にアンティ・デュエルを申し込む!
だが山本は応じなかった。「ライロ使われなんぞに興味はない。俺は、最強のガーディアンズマスターを倒しに来たのだ」
そして『BF-疾風のゲイル』を婦警の背後に潜むガーディアンマスターに投げつける。

そのころ警視庁では、捜査一課の女刑事――レナ・クロカワ――が、ある1つの結論に達していた。「水原護は“シロ”ですね」
口元に手を当てながら、レナが自分の推理を展開する。
「水原護は今・・・異世界に旅立っている筈!10分毎に写真付きでメールが来るから間違いない! だからあの時あの場所で犯行を起こせる筈が無い!」
「で。レナばあちゃんよ。誰の犯行だってんだ? わざわざ俺にアリバイまで調べさせて」(その反対側の椅子に座る黒川雄二はふてくされた顔でそう言った)

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「焦ってはいけないよ。犯人が誰かの前に、注目すべきはこのBF使いの男の存在だよ。」そう言って写真を取り出す。
「これまでに殺された二人のガーディアンマスター、彼らはプロデュエリストの身でありながら、最近浮浪者狩りに手を出してらしい」
「ところで話変わるけど、私の名字“クロカワ”は、感じで“黎川”と書くのよ。覚えておいてね」 そう言いながら、レナばあちゃんは、黒川雄二の頭をなでた。
「うっとおしいな、ガキ扱いすんな!」 黒川は手を払いのける。「それより、その浮浪者を調査してたとかいう婦警からの連絡は、まだなのか?」
「まぁ落ち着きなさい、雄二。彼女なら今・・・・・・」

その頃、山本はミニパトの下敷きにされていた。しかも何度も何度も往復で敷かれていた。
杏子「もうやめて! ヤマモッチーのライフはゼロよ!」
婦警「放せ!!」
山本の運命やいかに……!?
婦警は山本のゲイル手裏剣を止め、改めてガーディアンマスターに投げて殺した。そう、犯人は婦警。目撃者の山本は口封じの危機に立たされていたのだ。

山本ピンチ! 一方その頃、山本からおよそ30km離れた地点では、黒川雄二とゴジラが戦いを繰り広げていた……。
「向こうも派手にやってるなぁ!」婦警が目を細めて、笑う。「だけど今はあんたの始末が先だ。このあたしの剣城スラッシャーで、八つ裂きにしてやるぜ!」婦警――剣城薫(けんじょう・かおる)がカードを構える。
「ところがぎっちょん!」(30Kmもの距離を文字通りゴジラを殴り飛ばして飛んで来た雄二が剣城をロックオンする)「今行くぜ!」
ロックオンしていた雄二君は実は謎のスナイパーによってロックオンされていたのだ。「その綺麗な顔をフッ飛ばしてやるぜ!」
このスナイパー、実は子供である。持っている銃もおもちゃ屋で買ってもらったものである(1980円)。
しかし威力は本物だった。空間を歪めてかわそうとした雄二だったが、制御しきれず彼は別の並行世界へ飛ばされてしまうのだった。

その頃、山本と剣城のデュエルは、すでに終盤を迎えていた。 「あたしのライフはまだ8000あるが、山本! アンタのライフは残り1! アンタに勝ち目はない!!」
剣城が自信満々な態度で山本を指差す。対する山本は、未だにミニパトに轢かれた痛みから気絶していた。
再度空間転移していた雄二が再び戻って来る。ただし剣城の目の前に。「お? ナイスなおっぱい」なんと正面から鷲掴み。
すると、「んっ」という、悩ましげな声が少女の唇からこぼれ出た。少し力を加えただけで、成熟した胸は形を変え続ける。

その頃レナは子どもスナイパーを見事に一蹴していた。「なんだ、このばーちゃん?」などと言われたせいか、少々加減を忘れてボコボコにしてしまったようだ。
そして今ここに、全ての登場人物――山本山太(主人公)、剣城薫(婦警・犯人)、レナばーちゃん(警視庁捜査一課・女刑事)、黒川雄二(影の主人公)、水原護(ガーディアンズマスター)、真崎杏子(ナレーター)――が揃ったことになる!

悩ましげな声をあげた剣城だったが、すぐにその目に鋭い光が宿る。そして剣城の鋭い蹴りが、黒川の金的に直撃した。ぐちゃりと、何かが潰れるような感触が伝わる。
「ちぃ、ダークネスたるこの俺が、こんな小娘1人に梃子摺ってたまるか! ここで俺のデュエリスト能力を発動!!!」
「……アンリミテッド…あ、いけね。パラドクスとお茶会の予定だったんだ。戻らなきゃな。今度はパンツ盗んでやるぜ!」(雄二はDホイールに乗って去って行きました

あまりにも事体の収拾が付かないため、刺激的な寄生虫混入に定評のある、あっぷるぱいさんが天空から颯爽と現れた。
「みんなやりすぎだZE☆」と人差し指を突きつけるあっぷるぱいさん。まさかの作者登場に動揺する一同。………だがただ一人、山本は密かにポケットに手を伸ばしていた。
「俺は、ガーディアンマスターを狩れば解決すると信じていた……! しかし、この婦警を見て気付いたんだ。暴力での解決じゃあ、何も得られないとな」ポケットから取り出したカードに描かれていたのは、髑髏マークの入ったスイッチ。
「これを押せばこの町1つが……」と、山本がスイッチの解説を始めたその時! レナばーちゃんの指示により、山本はあっと言う間に警視庁の特殊部隊に囲まれ、袋叩きに遭うのだった。
「ふっ。悪が栄えたためしはないんだZE☆」あっぷるぱいさんがその光景を見て、グッと親指を突き上げた。
護「スタァァァライトォォォォォ、ブレイカァァァァァァァァァァ!!!!!」 その瞬間、次元を超えた超絶砲撃が彼らに直撃! 一瞬にして全部吹っ飛んだ!!!



<完>






言いたい事は2つ


1、皆さんの想像力、独創性、構成力は多分ずば抜けていると思うんです…。でも、そのポテンシャルの高さゆえ、チームとしてかみ合っていないような…。アレだね、スター選手ばかり集めたサッカーチームみたいな。

2、Kunaiさん作の1時20分のあれだけはアニメ化しないとね。

2 件のコメント:

kunai さんのコメント...

文字通り好き放題な内容でした。(所々、真面目な部分も光ってる……)こうして連続で見てみると本当にカオスだ!

ギャグだろうと、もう少し真面目な方向にするならやっぱりある程度の縛りは必要だったと思います。これも中々難しい事かも。

>>1:20事件
アニメ化!!
動き有り……ごくり。

???ネオス さんのコメント...

真面目な部分は多分、造反戦士さんが主ですね。
常識とかその他諸々に造反しまくってるのは我々な気がしてならないですけど。
何にしろ、計画性がないといけない…というのが今回のチャットだったと思います。